4.21.2011

私的震災日記 05




現地行きを決めたものの月曜になり、仕事も気になるので
朝に一旦出社することにした。
何日かは帰ってこないだろうからaianとChan_zに仕事を引き継いでもらうためだ。
自分が持っていた仕事の詳細を伝えて昼過ぎに帰宅。
結構仕事が多くあったので二人には申し訳なく思いながらも…

また出発の準備。
ばたばたと準備している最中、義妹から電話が。

義妹の友達(石巻在住で義母の職場近くに住んでいる)から連絡があったそうで
彼女自身の家も津波被害を受けながら避難最中であるにもかかわらず
義母の職場の事を思い出し、見に行ってくれたそうです。

すると…

職場の玄関に
『職員・入居者共に北京飯店(職場近くの中華料理店、鉄筋3階建)に避難しました』(!!!)
と張り紙があったよ! と。

ええ〜!? まじか!

はぁぁ〜と脱力。
良かった。ホントに良かった!

嫁もすっかり脱力。
金曜からほとんど寝ずで気ぃ張りっぱなしだったので
二人してぐったり。

けど、安堵感に包まれて本当に命あることのありがたさを痛感。
生きていてくれたことだけで充分。
義母の車(ほぼ新車)は流されてしまった様だけど
あっ、そうなんや程度の話。

嫁さんはまだきっちり確認出来たわけじゃないので
100%安心はしたくないと言っていたけれど。

とりあえず、義母も無事なようなのでまたもや現地行きは取り止め。
その日は久しぶりにゆっくり寝て次の日も出社することができた。

そんな中、水曜になりその日午前中は長男の卒園式。
式の終わり頃、ある歌が。
あまりはっきりと覚えていないけれど
「6年前に生まれたこの命
すっかり大きくなって今では自分で駆け回る…」
というような歌詞だったと思う。
その歌を聞きつつ、こっちを見ながら無邪気に笑う子供の顔を見た瞬間、
涙が溢れて止まらなくなった。
一連の流れもあってか、
周りも気にせず自分でも驚くほどの号泣。

格好つけて書くわけじゃないけれど
本当に命の輝きのようなものを感じた瞬間だった。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿