Chan_Zです。
大学時代は歴史専攻だったのですが、
いざ始めてみると歴史学というのは重箱の隅をつつくような、結構緻密なもので。
それまでもってた大河のようなロマン、壮大なストーリーみたいなイメージとは
結構かけ離れていて、実際地味でめんどくさいものでした。
つまり…あんま性格に合っていなかった。
のかも。
ふとそんな事が頭をよぎる瞬間。
息子と二人ホームセンターに買物に出かけたついでに、つい寄り道。
五色塚古墳になんか向かっている自分がいました。
五色塚古墳は神戸舞子の住宅地の間にある、
兵庫県下では最大の前方後円墳。
電車挟んで真ん前が有名なアウトレットモールなんですが
しかし、結構トリッキーな道を行かないと到達できない。
知る人ぞ知るポイントなんです。
住宅地の細い道をうねうねと走ると…。
ドーンと突然現れる墳墓は結構迫力 |
人いませんw |
と思いつつ中へ。息子は結構興奮気味。
非常にざっくりした説明 |
この曖昧な表示板に「なんやねんそれ!」と突っ込んだ事が始まりだったような。
そんな寒い日本歴史界の中でよくここまで復元して、公園にしたなー。
結構日本の古墳にはありがちな、現存してるのに何も分かってない…という。
歴史を学ぶと
・莫大な調査費
・恐らくすでに盗掘されている可能性大
・皇族、大陸系との絡み
・すでに神域になってて発掘難しい
などなどの大人の事情が分かる歳になったなぁ。
費用対効果が得られない…というわけです。
ほぼ軽登山 |
後円部をのぼる |
とそこに広がるは。
明石海峡を望む大パノラマー。 |
海風に吹かれ悠久の歴史に思いを馳せる…のは素人。
なんとなくこの絵違和感…感じません?
ほぼ視覚的に真っ直ぐなんですよね。方墳部が、
つまり遠近法(遠くほど小さくなる)にあわせて視覚的にまっすぐに見えるように
方墳部の裾を調整している(多分)。
んーなんでやろ?
ただ実感できるのはこの墓に入ってる人の生前には出来ていた(と思う)。
この直線的なフォルムになにかのイメージ(信仰)を託したこと、
恐らく今のほぼ同じ立ち位置でこの景色を見たこと、
は間違いないと思う訳で。
偶然か知りませんが、角度的にも明石大橋とほぼ同じ。
は間違いないと思う訳で。
偶然か知りませんが、角度的にも明石大橋とほぼ同じ。
この前方後円墳という形は当時大ブレイクして、相当数
日本全土〜朝鮮半島で作られたにも関わらずあんまなんも分かってないんですよね。
皇族か有力豪族かも今もって非常に曖昧。
ほぼ貸切
|
と実際感心してしまいます。
こうやって復元されて、入れて、規模を実感できる古墳て少ないんです実際。
大阪の有名な古墳群はほぼ宮内庁管轄ですし。
ニュートラルな史観て養いにくいきがするなー。
実際、年頃のカップルが来て「うわー何もないなー」と言うとおり。
なんもないですが、来る人には来るスポットです。無論無料!!!
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