こんばんわ。
今日は、つねづね考える「印刷物以外の付加価値って何やろ?」.....
について。
本日、先ほどまでいつもお世話になってる、
美容室のオーナーさんが、折込チラシ制作のため
いつもの如く、来訪されてました。
この美容室のオーナーさんとは結構古いつきあいになります。
もう随分前から、なかなかオーナーさん本人のイメージをカタチにするのが
難しい(原稿も、基本ありません。)ので、
制作時は、当社に来て一緒にその場で真っ白から作っていくというのが、
今では当たり前です。
※制作者にとって、まったくの白紙の状態を横にクライアントがいながら
作成していくのも、結構大変なもんですよw。
で、美容室さんの広告を作るにあたって必ず必要になるのが、
モデルさんや、メイキング、スタッフさんや店舗などの写真です。
以前は、Chan_Zが撮影に行ったり、
別のカメラマンの撮影した写真を使うことが当たり前でしたが、
数年前から、デジカメが高画質・低価格になりだしたころ
僕からオーナーさんに、
「競争の激しい業界において、コスト削減も当然重要やと思うし、
スタイリストさんが作った作品(ヘアスタイル)は
自分で撮影ができれば、一番いい写真が撮れると思うねんけど.....」
と提案したところ、
「お店でカメラを購入してやってみる。」ということになりました。
とりあえず、EOS KISSにキットレンズのズームを1本購入されたんですが、
さすがにそれでは、モデル撮影にキビシイので、50mm F1.8の購入を促し、
OKが出たので、LABI千里で購入し、お店に届けました。
さあ、これで最低限のツールは揃いました。
ですが........
そこはやっぱり機械モノ。
操作方法と理屈がわかれば、後は練習あるのみで上達するんでしょうが、
何も知らない時は、なんのことかサッパリわかりません。
本やネットで調べて勉強することも大事だとは思いますが、
それでは時間がかかるし、おもしろくなるとこまで辿り着かない可能性もあります。
当の僕も、Chan_Zが理屈を教えてくれたことで
理解し、おもしろくなった経験があるので、そこはイタイほど解ります。
ですので、オーナーからの要望もあり、
Chan_Zと一緒に、カメラ講習会@美容室をすることになりました。
まったく、何も無しではアタマに何も入らないと思いましたので、参考&復習用に
僕が思う理屈をA3用紙1枚にまとめて、即席の教材?を作成しました。
コレです。
※但し、この理屈。フィルムとは全く逆との指摘を社内で受けましたので、僕の考えるデジタル専用理屈としています。
基本的な要素の、
絞り・ピント位置・シャッタースピード・ISO感度と適正露出を書いたモノです。
これ1枚を携えての講習会となりました。
いつも関心するのは、Chan_Zの講師っぷりです。
丁寧な解説には、舌を巻くことも多々あります。
みんなが、一生懸命に聞いてくれるので、こっちも力が入ったことを
今でも覚えています。
で、2〜3回、講習会をして「あとはひたすら撮るのみです。」と伝えて
以降、スタッフさんに頑張っていただくこととなりました。
そんなこんなで、現在は基本的に先方が写真を用意し、
こちらで制作するというカタチが出来上がりました。
一例がこんなカンジです。
自分たちで撮った写真で、印刷物が出来上がる。
スタッフさんのモチベーションアップにもつながり
とてもいいことだと、僕は思っています。
「印刷物で喜んでいただくのは、印刷屋としては当たり前。」
※これさえも難しいんですが.....
それ以外の部分で、どんな役にたてるか。
印刷物以外の「人間関係」としての付加価値。
永遠の課題で、終わりがないような気がします。
aian
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