息子に絵本を読んだりするわけですが。
その中でも人気ダントツ1位なのが。
エリック・カール作「はらぺこあおむし」
定番中の定番 |
誰もが一度は見たことがあろう絵本で説明不要とおもいますが。
腹ペコの青虫が色んなものを食べながら、蝶になるまでの絵本です。
数の勉強にもなる、楽しい穴あけギミック。製本屋大変やなw |
青虫が食べたのに模して本自体に穴があいていているという、
ギミック絵本の先駆けとも言える存在ですね。
30年位上の時を経て同じ物語を息子に聞かすというのも、
感慨深いものがありますが、この度嫁の実家から
ビンテージ「当時もの」が発掘されました。
「おーヘタってるけど全然同じやなぁ……?
あれ??…いや…全然絵が違うよな…これ」
1日5回場合によっては10回読まされることもあるので、
もう多分何百回は読んだかもしれないので、その違いに気づいた次第。
おわかりだろうか… |
中:通常版(2002)
下:旧版(1980)
全体のタッチは変わってないものの。
微妙にパーツが違いますね。
果物も旧版はランダム配置なのに対して
新板は同方向に整列。
一番違うのは最終形態。
なんとなく青虫の顔の面影を残す旧版に対して、
目が! |
これぞまさに
というわけです。
「え、全然いっしょやん」と突っ込まれそうですけど、 別物です。
奥付を見ると1989年に改訂1版と書いてありますので、
この時にリファインされたようですね。
ちなみに。
大阪の民俗学博物館に行くと「世界のはらぺこあおむし」が置いてあります。
各国語で聞くことができます。
偕成社さんのサイトでもちょろっと見れますが、
各言語によっても微妙な改変があったりおもしろいです。
(右→左読みのアラビア語などは絵が反転してある)
当然何百回も読むとバラけてきたり、穴から破れてきたり
セロテープ補修必須の絵本なんですが、あるサイトに
「補修するのも楽しいんだよね」と書かれてました、
たしかに、使い込むほどに味の出る本かもしれません。
内容、構成、色彩すべてに神がかったものを感じますね…。
グーグルのタイトルにもなってました |
そして今日もお父さんの財布はぺっこぺこ。
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