Chan_Z です。
本日は珍しく?
会社内で「電子カタログ」についての自由レポート提出日。
とりあえずJAGAT(日本印刷技術協会)のサイトを覗いてみます。
PAGE2012概要より
http://www.jagat.or.jp/PAGE/2012/program/concept.asp
まとめると
◯DTP自体がダウンサイジング(工程の簡素化)を目的として始まった
→しかし印刷は大量に刷って利益を上げる(マス)事が主流であり王道
→そのために進化してきた。
◯しかし時代の流れは逆で多品種小ロットという流れ
→大量に刷るのが得意な印刷を、デジタル化(商品)でどう小回りを効かせ、
ニーズに対応していくかが一番の課題
そのデジタル化の試みはキャニオンにとっては
・オンデマンド機の導入
・WorkflowRIP、Insiteの導入
であり、作業の効率化や営業コストの削減等、
現在も一定の成果を収めていると言えます。
ただ商品というよりは内製化(内向き)の設備投資であるので、
利益や売上に直結するという感じでは無かったのが問題点であり、
今後改善の余地がある所であるなと。
小回りの効く「外向き」「攻め」のデジタル商品が欲しいな…
とはいえそれは何かが分からない…という感じです。
またipadやスマホの発達により電子書籍が主流となり、
すべての「出版物は紙に刷るとは限らない時代」は、
きっとそう遠くはないでしょう。
そう言った意味で今回の主題である「電子カタログ」は、
「紙に刷るだけが印刷の時代じゃないですよ。」と提案するためにも、
知っておかなければならないものだと思いました。
ただ、電子カタログサービスで利益アップを狙う前に、
そのベースにある電子書籍のフォーマットは勉強しておくべきかな
と思いました。
http://ascii.jp/elem/000/000/584/584330/
ザクッと読むと、
フォーマットは混沌としてるがEPUB優勢で
Apple含めHTML5の規格を取り込んだ
EPUB3が次世代では最有力ぽい。
以上から個人的な感想ですが、
Webカタログに関しては電子書籍のフォーマットすら混沌としている中で、
いかなる形式であれ、まだ戦略的に電子カタログは時期尚早かなと感じました。
しかし当然勉強&顧客からのヒアリングは絶対必要かと。
今回調べていて感じたのは、見せたいコンテンツがデバイスに大きく依存するという事。
つまり、PCで見る、スマホで見る、タブレットPCで見るというのは、
同じ内容を見ているようで、見方も見せ方も全く異なると思います。
そのため各メーカやプログラマ、デザイナが激しい競争・開発をしている現状。
ので、今の印刷会社の資産「データ」を「本の形(カタログ)」で
まるまるUPしてWinWin! とは簡単にいかないんじゃないかなーと。
あとタブレットPCは感覚的に紙や本に近いと思われるので、有力と思いますが。
デバイスの普及がまだまだ途上段階、ターゲット層にまだまだ普及してない感じですね。
Web to Printで顧客がすべてを選択でき、知れる時代に
「印刷→納品」だけをやってOKな時代は、既に終わってるのかもしれません、
これからはコスト、加工を始め、新しい技術情報等を顧客に提案できる
+αが絶対に必要だな〜と切実に感じました。
制作としては簡単なショッピングサイトの構築くらいはできないとな…と
何事も勉強勉強!
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